酵素ダイエットはリバウンドしない?悪質な誇大広告には注意しよう

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テレビや雑誌でお馴染みの酵素ドリンクですが、「リバウンドしにくい」という触れ込みで販売されているものが多いです。

基礎代謝を高めることにより、痩せやすく太りにくい体質になることができるという理由からですね。

これは、確かに間違いではないのですが、酵素ドリンクを飲むだけでリバウンドを防止できるわけではありません。

正しい生活習慣と食事を身に付けることで、体重を維持することができるわけです。

ここでは、酵素ダイエットでリバウンドをしないための方法を紹介します。

酵素ドリンクがリバウンドを防ぐという一般論

酵素ドリンクの販売ページを見ると、「リバウンドしにくい体になる」といった類の文言が書かれていることが多いです。

これは、酵素ドリンクには豊富な栄養素が含まれているため、体が飢餓状態にならないという理屈から言われています。

一般的なダイエット方法だと、低カロリーな食品で摂取カロリーを減らすのが定番です。

それで痩せることができるのですが、栄養失調の状態になってしまうという欠点があります。

つまり、水を絞ったスポンジ状態ということですね。
一時的に体重が減っていますが、食事量を戻すとアッという間に栄養を吸収して体重が戻ってしまうわけです。

でも、酵素ドリンクの場合だと、数十種類の野菜や果物などが原料なので豊富な栄養素が含まれています。
それを飲むことによって、栄養不足にならずにカロリー制限をすることが可能です。

こういった理由から、リバウンドをしにくいと言われているんですね。

どんなダイエット法でもリバウンドの可能性はある

酵素ドリンクは栄養補給ができるので、リバウンドしにくいというのは本当です。
しかし、あくまでも他のダイエット食品と比較しての話となります。

「リバウンドしにくい」と「リバウンドしない」は、全く別の話なので覚えておいてください。

酵素ダイエットで痩せたとしても、すぐにドカ食いをしてしまったら確実に太ってしまいます。

食事や生活習慣を見直さないと、ダイエットは成功しないでしょう。

痩せたのにリバウンドしてしまう理由とは?

何かしらのダイエットを行って体重が落ちたとしても、80%以上の人がリバウンドしてしまうと言われています。
痩せた体重を維持することが、いかに難しいかということが分かりますよね。

なぜ、リバウンドするのかというと、次のような理由があるからです。

  • ホメオスタシス(生体恒常性機能)の働き
  • 基礎代謝が落ちている
  • 食欲調整ホルモン(レプチン)の働きが弱い
  • 食事制限によるストレス

ホメオスタシス(生体恒常性機能)の働き

人間の体には、ホメオスタシスという体の状態をベストな状態に保とうとする働きがあります。

たとえば、暑い時に汗をかいたり寒い時に毛穴を閉じたりして、体温を保とうとしますよね。

疲れたら眠気を出して休息しようとしますし、栄養が不足したらお腹が減って食欲を出そうとしたりするわけです。

このように、人間の体は無意識に自身のコンディションを調整しています。

これはダイエット時にも機能していて、体重が5%ほど減ったりするとそれ以上痩せないように抵抗するんですね。

食事から最大限のエネルギーを取り込みますし、無駄なエネルギーを使わないように節約するようになります。

つまり、太りやすく痩せにくい体になるということです。
ダイエットの停滞期とは、この状況を指しています。

生体恒常性機能は、ダイエットを開始して約一カ月、もしくは体重の五%が減った頃にはたらき始めます。
すると体は食事から最大限のカロリーを摂り込み、体重の急激な変化を抑えようとします。

引用:京都保健会

ダイエットが終わってすぐは太りやすくなっているので、普段の食事量に戻すと余計に吸収してしまうでしょう。

目標体重まで落として安心していると、すぐにリバウンドするので注意しなくてはいけません。

基礎代謝が落ちている

ダイエットによって食事制限をすると、摂取する栄養素が少なくなってしまいます。
すると、脂肪を分解してエネルギーに変えようとするのですが、それよりも先に筋肉が分解されてしまうわけです。

筋肉量が減ってしまうと、基礎代謝が下がってしまうので太りやすくなるでしょう。
基礎代謝とは日常生活で消費するカロリーのことで、筋肉量が多いほど消費カロリーも多くなります。

つまり、筋肉が落ちるほど太りやすくなるので、リバウンドの可能性も上がるということです。

食欲調整ホルモン(レプチン)の働きが弱い

痩せたいと思う人にとって、脂肪は悪の権化のように思われていますよね。
でも、脂肪細胞には以下の重要な役割があります。

  • エネルギーを貯蔵する
  • 食欲調整ホルモンを分泌する

動物は自分でエネルギーを作ることができないので、食べ物を食べて活動をしています。
そして、食べた栄養素を保管するために、脂肪として体内に蓄積しているわけです。

ただ、食欲を調整する働きがあることはあまり知られていません。
脂肪細胞からは「レプチン」というホルモンが分泌されて、食欲を抑制する働きがあるんですね。

脂肪が多いほどレプチンの分泌が増えるのですが、太れば太るほどレプチンに対する反応が鈍くなってしまいます。
だから、満腹を感じることなく、食べ過ぎてしまうわけです。

脂肪細胞からレプチンが分泌されると、おなじみ「ホメオスタシスの司令塔: 視床下部」で受け取られます。

レプチンを受け取った視床下部は食欲を抑制する、すなわち「食べる気無くなるモード」に体を切り替えます。

しかし、高脂肪食を食べ続けると、やがてレプチンが視床下部で効かなくなり逆に食欲が促進されてしまいます。

引用:生理学研究所

痩せた後も、しばらくはレプチンの反応は鈍くなったままとなります。
満腹を感じにくくなっているので、油断していると食べ過ぎてしまうでしょう。

レプチンの反応が回復するまでには、最低でも1か月程度はかかると言われています。

食事制限によるストレス

食べるのが好きな人にとっては、食事制限でカロリーを抑えるのは大きなストレスを感じるものです。
無事に目標体重まで痩せられたのであれば、自分にご褒美を与えたくなりますよね。

だから、ダイエット後にドカ食いをしてしまう可能性が高いです。
先述の通り、ダイエットが終わった後は、かなり太りやすくなっています。

ストレス発散のために食べ過ぎてしまったら、簡単に体重が戻ってしまうでしょう。
最悪の場合、以前よりも太ってしまうこともあるので、ダイエット後の食べ過ぎには注意しなくてはいけません。

酵素ダイエットでリバウンドしないための方法

急いで痩せようとしない

短期間で痩せるほど、リバウンドするリスクは高まってしまいます。
先述の通り、人間にはホメオスタシスという機能があるので、短期間で体重を落とすと体が異常事態だと認識するわけですね。

カロリーを大量に吸収して体重を元に戻そうとするため、普段の食事に戻すとすぐに太ってしまうでしょう。

ゆっくりと痩せようとすることで、ホメオスタシスの働きを抑えることができます。
1ヶ月に3kgを限度にダイエットすれば、体重は戻りにくいはずです。

焦って痩せると逆効果ですから、気長に考えるようにしてください。

ダイエットを途中でストップしない

体重が落ちていく過程としては、1~2kg痩せてからしばらくは停滞期が続き、その後1~2kg落ちるというプロセスの繰り返しです。

ほとんどの人は、この停滞期で挫折して止めてしまいますね。
でも、ダイエットの停滞期は、ホメオスタシスが強く働いている時期です。

体が体重を落とさないように抵抗しているから、なかなか痩せなくなるんですね。
ここでダイエットを諦めて食事量を増やしてしまうと、余分にカロリーを吸収して太りやすくなります。

だから、停滞期だと感じたら、少しだけ食事を増やして体を安心させましょう。
飢餓状態だと感じなくなれば、ホメオスタシスの働きは弱まるはずです。

復食期間を設ける

ファスティングが終わってすぐは、軽めの食事からとり始めてください。
急に普段の食事量に戻すと、栄養を吸収しすぎるので注意が必要です。

お粥など消化に良いものを食べて、腹五分目くらいに抑えるようにしましょう。
よく噛んで食べることで、満腹中枢を刺激して少ない量で満足できるはずです。

少しずつ食事量を増やしていくことで、リバウンドを防止できます。

これは、ダイエットが終わってからも同じですね。
ダイエット期間が3ヶ月だった場合、3ヶ月くらいかけて食事をゆっくりと増やしていきます。

痩せた直後はレプチンの反応が鈍いので、意識しなくても食べ過ぎてしまいがちです。
タンパク質を摂りながら筋肉を落とさないように注意して、低カロリーな食事を意識してください。

いっぱい食べたい気持ちは分かりますが、復食期間を設けないと一瞬で体重が戻ってしまうでしょう。

酵素ダイエットはファスティング(断食)で完結しない

酵素によるダイエットでは、朝食の置き換えや1~3日のファスティングを行うのが一般的です。

摂取カロリーが少なくなるので体重は減るのですが、酵素ダイエットの本質はそこではありません。

ファスティングによって消化酵素を節約し、代謝酵素を活発にして基礎代謝を高めるのが酵素ダイエットの特徴です。

だから、体重を落とすためにファスティングをするのではなく、痩せやすい体質を作るためにファスティングを行うわけですね。

そのために、日頃から食生活を正さないといけませんし、定期的にファスティングを繰り返す必要があります。

短期的に痩せるのではなく、生活そのものを改善して長期的な視点で考えるようにしましょう。
痩せる生活習慣を身に付けることが、酵素ダイエットを成功させるためのコツです。

以上、酵素ダイエットでリバウンドを防ぐ方法を紹介しました。

正しい方法を知っていれば、体重が戻ってしまう心配はありません。
痩せたとしても安心せずに、日頃から摂生した生活を心がけるようにしてください。

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